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前打ちの釣り方

ここでは、前打ちの釣り方 に関する情報を紹介しています。

黒鯛の前打ち釣りは、名古屋釣法とも
呼ばれる通り、発祥の地はずばり愛知県。

前打ち釣りが、行われる前から、関東ではヘチ釣り、
中部、関西ではすでに目印付きの落としこみ釣りは
行われていました。

一説には、目印付きの落とし込み釣りの発祥も
愛知県だとか。


愛知県は、伊勢湾の名古屋港、衣浦湾の半田港、武豊港といった
大規模な港湾が立地し、格好の黒鯛釣り場が点在しています。

広大な名古屋港の玄関口にあたる部分には、
伊勢湾台風後、三本の高潮防波堤が築かれ、
伊勢湾奥を、仕切っています。

この3本の防波堤のうちの一本。
名古屋市南部の知多市から、西へ1.2kmも延びる
通称 『知多堤』 が黒鯛前打ち釣りの発祥の地とされています。

それでは、なぜこの知多堤で前打ち釣りが生まれたのでしょうか???


知多堤は、外側が高く、内側が低い構造で、内外の水深は、満潮時で3.5?6m程。
内外とも若干浅めだが非常に、落とし込み釣りに適しています。

しかし、先端部だけ特殊な構造をしています。
先端周りだけ、捨石が豊富に投入されており、
満潮時でも4m以下でかなりの流れの速さで、激流になっています。
しかも、竿一本分先がかけあがりという構造です。

潮通しが良く、豊富な捨石とかけ上がりがあることから、
堤防の際よりも、捨石や、かけ上がりに黒鯛が着きやすいのです。

大潮の日は、激流となりますので、落とし込むのも
容易ではありません。

このような、条件の知多堤先端の黒鯛を釣るために
生まれたのが前打ち釣りと言われています。
竿下、竿一本分前を流れに乗せながら、底を這わせ、
流れに合わせて釣り歩くスタイルが、前打ちの原点と言えましょうか。

そこから、様々なフィールドに合わせて前打ちが
進化していったのでしょうか。

現在では、この知多堤は、公園として整備され、
名古屋港海釣り公園となっています。



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前打ち釣りにおける極意の一つとして

張らず・緩めず を挙げます。

この張らず・緩めずの状態をキープできるかが
黒鯛前打ちの釣果に大きく関わってくるのです。

それでは前打ち釣りの張らず・緩めずの状態を
簡単にまとめてみます。

黒鯛前打ち
↑図?

図?の状態は張り過ぎです。錘が重すぎるまたは、竿先で
テンションをかけ過ぎている状態です。

・張り過ぎの場合、餌が不自然な状態になり当たりが減ります。
・黒鯛が口に入れた瞬間違和感があり、すぐに吐き出してしまいます。


黒鯛前打ち
↑図?

緩め過ぎの状態です。
錘が軽すぎて、潮に流されてしまう、もしくは、
竿先のテンションのかけ方が甘い状態です。

・当たりがあっても伝わってきません。
・根がかりが多発します。
・向こう合わせで黒鯛が食ってきても、主導権がとれず
 バラス確立が高まります。



前打ち釣り
↑図?

理想的な張らず・緩めずの状態です。
竿先の微妙な操作で、張らず・緩めずの状態を
キープします。

・当たりを即座にキャッチできる。
・餌が自然な状態で、底付近を這わせられる。
・底取りができているので、根がかりも起こりにくい。
・ラインの軽い糸フケ(たるみ)から、繊細な当たりを目視できる。


以上の点から、張らず・緩めずの上体をキープすることが
前打ちで釣果をあげる極意と考えました。

前打ち釣りは、シンプルな仕掛けが故に、
釣り人の仕掛けの操作が大変重要になります。

つまり、腕の差がはっきり出る釣法なんです!!

風が強かったり、潮の流れが速い、水深が深い場合は、
張らず・緩めずの状態をキープするのが難しくなります。

張らず・緩めずを身に付けるには、
釣行を重ねることが最も重要です。

同じポイントに通いつめて、反復練習するのも
良いと思います。

冬の厳しい時期も、根魚を相手に前打ち釣りを
すればいい鍛錬になります。

張らず・緩めず

の話でした。


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沖目の沈みテトラ

沖目の沈みテトラは、普段は水没して見えませんが、
干潮時には露出もしくは、しないものもあります。
だいたい、かけ上がり上に置かれた場合が多く、
黒鯛の好ポイントになります。

釣り方は、餌をテトラ周りに這わせることです。
餌を沖目の沈みテトラ周りに投入して、
潮流に乗せて自然に流してやります。

テトラは、立体的な障害物であり、テトラの下、
横、上、などの面にも黒鯛が着きます。
底に拘らず、横を意識する場合は、中層を
漂わすことも有効になります。


テトラの穴
テトラの穴をダイレクトに狙う釣りです。
穴釣りは、竿下(直下)のテトラの穴を
ダイレクトに狙います。
仕掛けを張らず緩めずの状態で、
ゆっくり落としていきます。

当たりは、落としている最中、着底の瞬間に
出ることが多いです。
着底後、しばらく待って、軽く仕掛けを持ち上げ、落します。
さらに穴があれば、仕掛けは落ちていきます。

餌を障害物周りに這わすというよりも、落とし込む釣りです。
釣果を伸ばすこつは、一つの穴に拘らず、数探ることです。
黒鯛が穴に居れば、高確率で餌に食いつきます。

濁りがあれば、1メートル程の深さでも喰ってきます。
また、あまりに深い穴は、黒鯛を掛けても
ラインブレイクの恐れが高く、釣り上げるのが難しいです。

前打ち
↑テトラ穴のイメージです。
水中のこのような穴をイメージして落としていきます。

前打ち
テトラの側面には、カラス貝やフジツボが付着し
餌の層ができます。
このようなテトラの場合は、着底前の中層で
当たりが頻発しますので、スローに落とし込むこと、
張らず緩めずで落とし込むことが必要になります。
またラインの微妙な変化で当たりを感知します。

ラインが震える
ラインが走る
糸ふけが急にできた

↑黒鯛からの重要な信号です。

取り込みは、掛けたら一気に巻き上げます。
左右に振られたり、底に突っ込まれたら、
ラインがテトラに触れて一瞬で切れてしまいます。

胴の硬い竿で、主導権は常にこちら側がもつことが
必要です。強引なやりとりになるので、腕力に自信の
ない方は筋トレ必須ですかな。私を含めて………^^;



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テトラ帯の黒鯛攻略は、かけ上がりと若干異なります。

第一にタックルをヘビーにする必要があります。
テトラに触れたら、ラインは一瞬で切れてしまいますので、
黒鯛を掛けたら、ラインを出さずに一気に浮かしてしまいます。

そのため、ロッドはハード、超硬タイプ、
ラインもハリスも2号前後が標準となります。

また、濡れたテトラは滑り、大変危険なので滑り止め付きの
シューズ、長靴は必須です。

それでは、具体的な攻め方について。

・沖目の沈みテトラ
・テトラ穴

テトラでの前打ち釣りは、上述した二通りの
釣りに分けて考えるとわかり易いです。

また、満潮時、干潮時でも探るポイントは変わってきます。
前打ち

満潮時は足元の、テトラ際が最大のポイントになります。
また竿一本分先の沈みテトラもねらい目です。

前打ち

干潮時は、テトラの切れ目、テトラ先のかけ上がりがポイントに
なる場合が多いです。



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積み・捨石周りの攻略


石積み帯や捨石周りは、海老や蟹の格好の棲家で
季節によって、カラス貝、フジツボなども付着し、
黒鯛の格好の餌場です。

さらに、かけ上がりになっている石積みや、かけ上がり上の
捨石となると黒鯛の絶好のポイントとなります。

こうしたポイントの多くは、竿下、もしくは竿一本分と
やや沖目にある場合が多いです。
釣り方のポイントはこのような障害物周りに、
餌を自然に這わせることです。

前打ち


仕掛けを投入し、餌の投入を確認します。
ラインを張らず緩めずの状態を作り当たりに備えます。
蟹餌でしたら、岩にしがみ付くので、剥がしてやります。
潮流があれば、流れに餌を乗せていきます。
状況にもよりますが、基本派手な誘いは必要ないです。
時々底から、そっと持ち上げて、潮流に乗せて流す
だいたいこんな感じです。

張らず緩めずの状態を維持して、底を常にキープするのが
こつです。
根魚のように、穴の中に仕掛けを送り込むのではなく、
障害物の周りを探るという感覚です。



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